チャレンジョイ!
市民ランナーのランチョです。
秋です。
涼しくて走りやすい季節になってきました。ただ外に出て走るだけで、とても気持ちいいです。ほんと、無目的にただ走るだけで癒やされます。秋のランニングは僕たちに与えられた贅沢な営みと言えるでしょう。秋ランニング、最高です✨
ランニングに最適な季節!さあスマホ持って出かけよう♬ 【千葉県佐倉市・ふるさと広場〜印旛沼】
さて、今回は【自然】について少しお話をしたいと思います。
今日のランもいつもと同じように広大な沼の周りをのんびりと走りました。田んぼや畑、森や草むらの中を縫うようにして走ると、本当に癒やされます。頭の中の雑念は消え、モヤモヤした心は澄んだ空のように晴れ渡り、怒りやイライラは汗とともに流れていってしまいます。
自然の力ってすごいな。そう思っていたら、今読んでいる本にナイスタイミングでこんなことが書いてありました。鈴木祐さんの最高の体調という本から一部をご紹介したいと思います。
第4章の3です。
2016年ダービー大学の研究で、自然の癒やし効果はマッサージなどのリラクゼーションに比べてかなり効果が大きい、ということが示されたそうです。
自然とのふれあいにより副交感神経が活性化し、日中に溜まった疲れやダメージを回復する効果があるんだとか。自然の癒やし効果が高いのは感情システムに影響を与えるから、だそうです。感情システムというのは人間の心のはたらきを3つに分類した考え方で、
興奮:喜びや快楽といったポジティブな感情をつくる。主にドーパミンで制御
満足:安らぎや親切心といったポジティブな感情をつくる。オキシトシンで制御
脅威:不安や警戒といったネガティブな感情をつくる。アドレナリンやコルチゾールで制御
の3つに分けるそうな。
そして、
人間が最高のパフォーマンスを発揮するためには、この3つシステムがバランスよく機能していないといけないんだそうです。それぞれがうまく噛み合ってこそ、人間はちゃんと機能できる、と。
んで、
自然は3つの感情システムをバランスよく刺激してくれるんだと。
季節の移ろいや草木の変化がほどよい興奮を生み、
緑に守られる安心感が心地よい安らぎを生み、
森や川に潜む未知の脅威が時に警戒を生む。
自然の中にいれば特定のシステムが暴走することがないから、感情のバランスがいい感じに保たれやすい、と。なるほどー!だから自然の中を走ると癒やされるんですね。美しい草花に感動したり、豊かな緑に安らぎを覚える。そして時には虫や動物にビクついたり(笑) ああいう脅威も、僕という人間の心をいい状態にするために、実は大切な刺激だったわけですね。
逆に、都市の中では興奮(美味しい食べ物、楽しいイベントとか)と脅威(仕事のストレス、先行きの不安とか)ばかりが刺激されやすいんだとか。満足が少なく、有り余るほどの刺激と脅威だけだと、よくないみたいです。ふぉーん。
この「最高の体調」という本、他にも非常にためになる情報がたっぷりと詰まっていますので、よかったらご覧になってみてください。ランナーに役立つ情報もたくさんあるかと思います。オススメは第3章の「腸」ですね。もう絶対、乳酸菌とか食物繊維大事に考えるって決心しましたよね(笑)
というわけで今回は自然の中で走ることの素晴らしさについてお話させていただきました。なかなか身の回りに自然がないよって方もいるかもしれませんが、秋という季節に自然に触れないのはもったいないですから、ぜひお休みの日なんかに遠出してでも自然と触れ合ってください♬